おすすめロハスびと!

第二回目は、自然耕米の『おむすび茶屋』スタッフ、 和田さんにお話をうかがってみました。
お名前:和田政幸さん
お仕事:『おむすび茶屋』スタッフ(店舗責任者)
紹 介:自然耕米を使ったおむすびのお店『おむすび茶屋』で働く和田さん。
いろんなひとにお米を食べてほしい、そのお米について知ってほしいと奔走する毎日。
お仕事:『おむすび茶屋』スタッフ(店舗責任者)
紹 介:自然耕米を使ったおむすびのお店『おむすび茶屋』で働く和田さん。
いろんなひとにお米を食べてほしい、そのお米について知ってほしいと奔走する毎日。
インタビュー:
-はじめまして、こんにちは。まずは簡単な自己紹介をお願いします。
2007年の2月13日に神田神保町にオープンしました 『おむすび茶屋』 で働いています。
作り手である農家さんと消費者のお客さんとの仲立ちという立場で、 もっと多くの人たちにおいしいものを知ってもらいたい、食べてもらいたい。
そんな思いで、日々楽しくがんばっています。
-まだオープンして1年とちょっとなんですね。
『おむすび茶屋』と出会った きっかけを聞かせていただけますか?
以前は自然食のレストランに勤めていましたが、うちの社長が新しくお店をプロデュースするということで そっちをやってみないかと声をかけていただいて、
ご縁といいますか、
そのおかげでスタッフとして働くことになったんです。
-自然食と自然耕米にはつながるところがありそうですね。
もともと自然食や飲食業に関心があったんですか?
それもご縁なんです。
知り合いの知り合いだったその社長から
「自然食のレストランで働いてみないか?」と就活中に声がかかりまして。
自然食といっても、いろいろあるんですが、 何よりも生産者と密接につながっているところに惹かれまして。
-たしかに最近は生産者表示が重要になってきてますね。
でも、ただ名前だけではだめなんです。
どういう人がどのような作りかたをしているのか。
表面の情報だけでなかがどうなっているのかわからない。
たいていの人は踏み込まなくなって、 逆に無関心になってしまっている気がします。
-でも、限られた情報だけではなかなかそれを知るのはむずかしいですね。
一番よいのは、自分から現場に行くことだと思います。
ものづくりの現場に。
それがどうやってできているのか、 どうしておいしいものができるのか。
実際に見てみないとわからないことばかりな気がして。
-『おむすび茶屋』さんで使っている自然耕米についても、実際に知っているというひとたちはごくわずかかもしれませんね。
自然耕米というのは、 人間が耕さない
自然の生き物たちに耕してもらうという自然耕というやり方で できたお米のことなんです。
特に田んぼではメダカやイトミミズが大きな役割を果たしてくれています。
そうした生きものを大事にすることによって、田んぼの生態系がどんどん豊かになっていくんです。
詳しくは、 『メダカのがっこう』ホームページ に説明があるので参照ください。
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-自然環境・生態系にすごく適した農法なんですね。
そうなんです。
そして、現場に行くという意味で、 田んぼ体験のツアーも年に何度か開催しています。
大人だけでなく、たくさんの子供たちにも参加してもらって、 ツアーを通して子供たちの、本質を見極める目、
よいはかりを育ててもらえればと思っています。
-その、ただおいしいものを食べてもらうだけでなく、 現場に行って実際に知ってもらいたいという思いを抱くきっかけは どのようなものだったんですか?
実家が農家なのに、子供のころは野菜嫌いで育ってしまって、 でも、農業大学に入ってから、実習で行った先の農家で、 作った人たちと一緒に食べたごはんがとてもおいしかったんです。
野菜って、こんなにおいしかったんだと、 そのよさを現場に行ってはじめて知ったんです。
作るところを実際に見ると、それからは、 いろんなものがどうやって作られているのか気になってしまって。
だから、小さな子供たちには、食べ物を作る現場に連れて行って 本物を食べさせてあげるべきだと思うんです。
子供って、あたまではなくからだでおいしいものを理解するんです。
「まずは食ってみろ、やってみろ」だと思うんです。
-なるほど。そうですね。いろいろ体験してみることが大事ですね。
でも、最近ではどんどん畑や田んぼが減ってきて、 現場を見る機会がどんどん減ってきてるのは悲しいことですね。
横浜にある実家は農家なのですが、 横浜といっても、まだまだ畑や田んぼがたくさん残っているんです。
それでも、昔に比べて景色がだいぶ変わってきていて、 畑や田んぼが住宅地や貯水池にされてしまってるんです。
そういうのを見ていて、 今ある畑を残したい、 おじいちゃんおばあちゃんが残してくれた貴重な畑を大事にしたいと思ったんです。
ずーっと頭のなかには いちばんさいごには実家をついで百姓になりたい という思いがあって。
百姓って世の中で一番かっこいいと思うんです。
-とてもかっこいいですね。
でも、最近では農家の担い手が減って問題になっていますね。
それに、農家だけでやっていくには生活が厳しい時代だと言われていますし。
そうなんです。
そういった中で、解決につながるかどうかはわかりませんが、
この『おむすび茶屋』が、 いろんな農家さんを応援する場になればと思っています。
常連さんの中には、 お米農家それぞれのファンが出てきたり。
現在、4ヶ所の農家さんと契約して、 お米を送ってもらっているのですが、 すごいのは、味の違いをわかっていて、 生産地を言い当てるお客さんがいたりでおもしろいですよ。
価格帯は、たしかにふつうのおにぎりと比べると 高めかもしれませんが、 農家を応援する意味、田んぼを残すための投資と考えていただければ、 うれしく思います。
そうやって、『おむすび茶屋』が、 作り手である農家さんと消費者のお客さんとの仲立ちをのような 立場になっているんです。
-もっと、そういったかたちのお店が増えるとよいですね。
ところで、自然耕米と普通のお米の違いにはどんなものがありますか?
実際に食べていただくのが一番だと思うのですが、 お米の味がしっかりしていて、噛めば噛むほど甘みが溢れてくるんです。 甘さがあるんです。
品種はコシヒカリです。
そして、 『おむすび茶屋』で使っているお米は、 契約農家から精米したてのものが直接届くので、 新鮮でとてもおいしいんですよ。
さらに、おむすびにすることによって、おいしさが増すんです。
塩結びを食べていただけばそのおいしさがよくわかっていただけると思います。
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-このきれいな三角、にぎるこつってありますか?
ひとつ、よく言われるのが
「にぎるんじゃねぇ!むすぶんだ!」 ですね。
-なるほどー!
でも、おにぎりとおむすびって、どう違うんでしょう!?
諸説あるみたいですが、
おにぎりは昔の戦闘時のサムライの携帯食からきていて、 まるいかたちをしている。
おむすびは、平和な時分に平和への願いをこめてつくられていて、 さんかくのかたちをしている。
三角形は、神様のおわす山の形を模していて、 むすびは「産霊(むすび)」という命を産む神様のことでもあるんです。
そんなわけで、 こつは特にこれというものはないのですが、 やっぱり練習ですね。
きれいな三角、かたちが整っているもののほうがやっぱりおいしいんです。
作る人によって少しずつ味が違うところも、手作りのご愛嬌ですね!
店長は8年くらいその道でやっている人なので、 まさに職人ですよ。
一日に何百個と結んでいます。
-作るときにこめるやさしい思いがきっと味にも出るんですね。
お店についても少しお聞かせください。
お客さんは、まわりがオフィス街ということもあって、 会社勤めの方が多いです。
コンビニ、お米屋さんのおにぎり屋さんなど、 競合店は多いですが、
ここにしかないお米・お惣菜・お味噌汁 というオリジナリティーで それを求めてきてくれるお客さんがたくさんいらっしゃるのが有難いです。
お惣菜は、主に山梨と栃木の契約農家からくる旬の野菜や国産の雑穀で、 化学調味料と添加物を使わない料理を提供しています。
野草料理研究家の先生の監修でいろいろと季節ごとに違ったものが並びます。
基本的にお肉や魚、卵などの動物性食品を使わず、日本人の身体に合わせたからだに優しいものばかりです。
素材そのままのおいしさを生かすように心がけています。
おむすびのメニューも、 旬の食材を使ったり、 ちょっとかわったアイデアで作ってみたり。
新作は、 お赤飯と きのこのおこわ の2種類。
おすすめです!
まだ、あたためているおむすびのアイデアがたくさんあるので、 これからどんなメニューができるか楽しみですよ。
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-いまのお仕事をとても楽しんでおられるみたいですね。
そうなんです。
基本的に夢中になれる時間が好きなんです。
まだ新しいお店なのでよりよいサービスを提供するためにやることはたくさんあります。
将来的に百姓になりたいので、たくさんの経験をしたいんです。それこそ百個くらい。
だから、いいと思ったことには、どんどん挑戦してみようと思っています。
いまは料理。
家で飲み会のときに友達に実験台になってもらっています。
-では、いまの職場は最高の環境ですね!
ところで、おもてにかっこいい自転車が置かれていますね!
愛車で毎朝自転車通勤をしているんです。
ちょっとだけ、エコライフですね。
-ほかに、普段の生活で何かこころがけていることなどありますか?
そうですね。
なるべく水を使わないことです。
大学卒業後にインドネシアに3ヶ月、ボランティア活動で滞在したのですが、 そこでは使える水が本当に不足していました。
たとえば、小さな桶2杯分の水でシャワー代わりにしたり。
そんな体験をして、水の大切さに気づいたんです。
最近、始めてみたことなのですが、
お風呂の残り湯をペットボトルに入れて、 トイレの流す水に使ってるんです。
汚いものを流すのに、きれいな水を使うなんて もったいなくて。
-それは、よいアイデアですね! すぐにでも、実行できますし。
そうなんです。
インドネシアのトイレも、 おけなどに水をためておいて、 その水で流すところがほとんどなんです。 それにならってみてもよいかなと。
水に関する問題で、 大学時代に「バーチャルウォーター」というものの存在を学びました。
世界中で水不足が深刻な問題になっているという状況で、
日本に輸入している野菜や果物で、 それを作る段階で使う水も含めて、 日本が消費しているということも、 実際考えなくてはならないなと。
-日本は比較的水が豊富だからか、 そのありがたさがなかなか感じられなくなっているような気がします。
でも、実際に海外に関心を持たなければ、なかなかその問題に気が付かないですよね。
そうなんです。
僕の場合は、いい仲間に恵まれているというのがあって、
海外に関心が高くて、それプラス国内の問題にも関心を持っている まじめでおもしろいひとたちがまわりにたくさんいるんです。
ほんとうにいい影響を受けています。
彼らに負けないように、頑張らなくてはと。
-素敵なお友達に囲まれて、鼓舞しあえるのは、とてもよいことですね。
まわりに、ひとりでもよい考えをもつひとがいれば、 そこから、よいものが広がっていく。
その広がり・つながりを大切にしていきたいですね。
では最後になりますが、読者にメッセージをお願いします。
自分の身体においしいものを食べて楽しく暮らすのが一番だと思うんです。
おいしいものは努力してでも食べてほしい。
コンビニも便利ですが、 そればかりに頼る生活はよくない。
それから、お米をもっと食べてほしいんです。
そもそも、日本人の腸のつくりは、 お米を食べるように、それに適したつくりになっているわけですから。
特に自分と同じくらいの世代にはからだにやさしくて、おいしいものを食べてほしいですね!
本当に良いものに敏感になってほしいです。
-今日は、素敵なインタビューありがとうございました。
とても、勉強になることばかりでした。
将来、百姓になった和田さんにまたインタビューをお願いできたらと思います。
その際はよろしくお願いいたします!
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